業務用厨房でガス機器などをお使いの方へ
現在、全国的に飲食店の火災が年々増加しています。業務用厨房でガス機器などを使用すると、レンジフード・換気扇や排気フードに油脂やほこりが短期間でたまりやすくなります。汚れがひどくなるとCO(一酸化炭素中毒)や火災・延焼に繋がる危険性がありますので、日々のお手入れや定期的なメンテンスをきちんと行うことが快適な環境づくりには大切です。
当社は40年以上にわたって空調設備の施工・メンテナンスを行ってきました。多くの企業、施設からご高評いただいている、長年培ってきた経験や技術を活かしたダクト清掃サービスをご提供いたします。
東京都の飲食店火災に関する情報
東京消防庁のデータでは、H28年度の東京都の火災は3982件おきており、その内、飲食店の火災の345件と約1割を占めるほど増加しています。
火災件数の推移
出典:東京消防庁「飲食店の厨房設備等に係る火災予防対策ガイドライン」
排気ダクトに火が燃え移り延焼拡大の恐れ
厨房設備などから出火した場合でも、排気ダクトなどは不燃材料でできているため、適切な維持管理がなされていれば、すぐに延焼することはありません。しかし、排気ダクトなどの管理が徹底されておらず油脂などが付着、蓄積している場合、これらが延焼媒体となって火災が拡大する恐れがあるので、排気ダクトなどの維持管理が非常に重要です。
ダクトを清掃することで延焼リスクの低減
ダクトの点検と清掃は定期的に
油汚れが付きやすい天蓋、ダクト入り口は日常的なメンテナンスが大切です。外から見えないダクト内部は数が月ごとに点検と清掃をすることをオススメします。
当社はこれまで、数多くの排気ダクトなどの空調設備をメンテナンスしてまいりました。店舗の設備に合ったメンテナンスのご提案、お客様のニーズに応える技術力で、快適な環境づくりをお手伝いいたします。お気軽にお問い合わせください。
飲食店の厨房設備などからの火災を防ぐポイント
ポイント1 防災意識の向上を図る
- 放置しない
飲食店火災の出火原因割合で最も多いのは、「放置する・忘れる」によるものです。 - 点検掃・掃除をしよう
天蓋やグリス除去装置に油脂が付着している場合、火災拡大の原因になります。 - 可燃物を置かない!
厨房設備周りに可燃物がある場合、火災拡大の原因になります。
ポイント2 排気ダクトなどの点検
維持管理が徹底されていない排気ダクトなどは、内部に多量の油脂などが蓄積し、延焼ルートになるおそれがあります。清掃の必要な時期などを判断するために、店舗の実態に応じた点検表により点検を実施しましょう。点検の頻度は、天蓋やグリス除去装置など外観から確認できる部分は日常的に、排気ダクト内部など外観から確認が難しい部分は約1年ごとを目安に点検しましょう。
※点検の頻度は、あくまでも目安です。店舗の規模や機器の使用状態により異なります。
火災予防条例
厨房設備などの維持管理の記述の基準は、全国各地域ごとに火災予防条例で規定されています。厨房設備などは、清掃などの維持管理不足のために火災となった事例が多いので、定期的な清掃やメンテナンスが義務付けられております。火災予防条例の確認は、最寄りの消防本部、消防署に問い合わせることで確認することができます。
排気ダクトなどの点検
排気ダクトなどの点検は、厨房設備の汚染判断、清掃評価判断ができる専門的な知識と技術を兼ね備えた資格者を有する弊社まで、お気軽にお問い合わせください。
出典
東京消防庁
合わせて読みたい飲食店の火災に関する情報