ダクト清掃

快適な環境づくりは、クリーンな空調ダクトから。

外観は素晴らしい建物でも、一歩建物の中に入ると不快な臭気を感じたりする場合がよくあります。せっかく多額の資金を掛けた空調設備もこれでは無駄になってしまいます。臭気だけでなく、ダクト内に溜ったホコリに付着した細菌までも、一緒に吸うことになり健康衛生上よくありません。最近まで、建築基準・設備管理・環境基準等の法令により、指導・規制が厳しく行われていますが、ダクト内の規制等は放置されていました。しかし、今日では『ダクト』の重要性が注目されるようになり、ダクト内の汚れによる室内空気の汚染・ダクト火災の危険性等、ダクト内の清掃の必要性が重視されるようになりました。クリーンなダクトで、いつも高原のような爽やかな空気を、胸いっぱい吸いたいものです。

工業用・空調用ダクト清掃の必要性

火災時の延焼防止

ダクト内に堆積した”ダスト”により、ダンパーが作動せず、火災時に”ダスト”に引火し延焼の原因となる場合があります。

人体への悪影響の低減

室内の汚染された空気は、ゼンソク等の気管支炎・アレルギー性鼻炎・肺炎・頭痛等を引き起こす原因になる場合があります。

トラブル発生リスクの低減

ホコリ・カビ・バクテリア等に汚染された室内の空気は、病院等の手術処置・医薬の調剤時に問題が起きたり、又特に空気中の浮遊物を嫌うI・C精密機器・薬品等に不良品を発生させる原因になります。レストラン・ホテル・食品加工産業等の衛生面では、特に空気の汚染管理は、重要な問題です。

経費削減

ダクト内、あるいは冷暖房機内に堆積した”ダスト”は冷熱効率の低下、冷熱費のアップにもつながります。

飲食店の厨房設備に係る火災が増えています

東京都のデータですが飲食店の火災が年々増加しており、出火原因として最も多いのが、調理中の火の放置・消し忘れです。また、排気ダクト内にたまった油脂などに火がつき、延焼拡大するケースも多々見受けられます。排気ダクトなどの維持管理を徹底して、延焼拡大防止を図ることをオススメしています。

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ダクトの種類による清掃工法のバリエーション

サプライダクト（給気ダクト）

建物も建築後数年を経過すると、空調機の運転時に、吹出口よりススのようなチリが落下することがありますが、これが原因で室内の空気を汚染し、環境の悪化、生産の阻害、健康に悪影響をおよぼす原因になります。これは、ダクト内に堆積した塵埃（チリ・ホコリ）が、空気の圧力によって噴き出すもので、不快な臭気の原因でもあります。

レターンダクト（環気ダクト）

レターンダクト内には、事務紙・書類等から発生する紙くず、衣服から出る繊維屑等、可燃性の”ホコリ”が幾層にも堆積されています。万一、僅かな火でもダクト内に入った場合には、大規模な火災が発生する危険もあります。

チャンバーBOX

レターンダクト内より還流した空気内の”ホコリ”とか、外気が吸気口から入る際、チャンバーBOX内の防音・断熱材に付着し（フィルターでの完全濾過は不可能）フィルターを通過した”ホコリ”は、空調機よりサプライダクトを通じて大量の”ホコリ”が室内に還流し、汚れた空気を吸うことになります。又、チャンバーBOXの防音・断熱材が老化して、内部が剥離し、ガラス繊維・アスベスト繊維等がダクトを通じて室内に侵入し、その”ホコリ”を吸うことが、肺癌の原因にもなるといわれています。