空調フィルターの納品、取り付け(交換)、使用済み品の搬出までのトータルサポートを承っております。また、フィルター交換後の清浄度測定、リーク確認なども併せて承ります。取り付け(交換)、使用済みの搬出が不要な場合には、販売のみも承っておりますので、機器販売をご覧ください。
フィルター交換のメリット
フィルターは塵埃などで徐々に目詰まりが生じますので、定期的な交換が必要となります。目詰まりが進むと屋外から取入る空気量が減少し、空調設備機器では冷暖房効率の低下、換気では新鮮空気量の低下による室内Co2濃度の上昇が生じるなどの屋内環境が悪化する恐れがあります。また、目詰まりによる圧力損失増加により送風機への負荷増すため、故障の誘発や機器寿命の低下、エネルギーロスの要因にも繋がります。
フィルターを交換することで、設備への負担軽減、経済的で省エネルギーな運営が可能になります。
現場調査&提案
フィルターには様々な種類・規格があり、使用目的により空調機等に適切なフィルターを取付ける必要があります。このため既存使用のフィルターの種類・規格が判らない場合には現地調査が必要となります。また、フィルターの適切な清掃・交換時期を見逃すことによる空調機器への負荷増大のための電気代増加、機器本体への悪影響が考えられます。これらのことについても現地調査を行うことで状況が把握できます。さらには既存使用のフィルターと同等品への変更によるコスト削減の提案ができる可能性もあります。当社では調査後に同製品・同等品での比較見積、清掃・交換時期の提案などを提供しております。
フィルター納品
トータルサポートでは、フィルターの取り付け(交換)実施日に持参することも承っており、お客様の交換用フィルターの保管の負担低減にも繋がります。
空調フィルター取り付け(交換)・搬出
フィルターの正しい取り付けができず、ズレなどの要因で隙間が生じると塵埃などが建屋内に進入する要因となります。トータルサポートでは、製品の取り付けや使用済み品との交換作業、使用済み品の指定保管場所(同一敷地内に限る)への搬出も併せて承るとともに、清浄度などの各種測定も同時に対応可能です。
フィルターについて
プレフィルター
外気取入における粗じん(落ち葉や昆虫などの大き目のゴミ)を取り除くので、次段フィルターの性能維持のロングライフ化に役立つため、汎用的に使われるフィルターです。種類によっては洗浄が可能なものもあります。
交換目安時期
固着した汚れの増加や経年劣化が見受けられた際
中性能フィルター
一般的なビルや工場など多くの建屋で用いられ。プレフィルターでは取り除ききれない、より細かい塵埃や花粉などを60〜95%の効率で捕集するフィルターです。 種類によっては洗浄が可能なものもあります。
交換目安時期
マノメーターによる初期圧力損失数値の約2倍の圧力損失数値を確認した時点など
HEPAフィルター
High Efficiency Particulate Air Filterが略されたもので、JIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されております。
高度な清浄空間が要求されるクリーンルームやクリーンブース用の精密空調機器、製造装置の組込み用のファンユニットにも用いられ、クリーン度クラス100〜10,000までに対応が可能です。
より高いクリーン度が要求される施設・設備では、ULPAフィルター(Ultra Low Penetration Air Filter)があり、JIS規格で『定格風量で粒径が0.15 µmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されております。
交換目安時期
マノメーターによる初期圧損数値が最終圧力損失数値に達した時点など
フィルターユニット(FC)・ファンフィルターユニット(FFC)
HEPAやULPA、中性能などの各種フィルターを内設可能なユニットです。フィルター交換の作業性向上やフィルター交換時の破損率低減が可能となります。 ファンが組み込まれているファンフィルターユニットもあり、HEPAフィルターを取り付けたものは主にクリーンブースなどで利用されており、局所的な空気清浄を目的としても利用されます。
天井組み込み型、天井吊り込み型、床置き型、パッケージエアコン上乗型等などものがあり、使用環境に合わせて設置できます。
交換目安時期
運転時間などの使用環境により異なります